DaCSの辞書シートを用いて、原料規格書等に記入されている語句を統一化することができます。
これは、検索作業などの時に、検索に漏れが無いようにするために、語句を統一するための機能です。
想定される語句表現、例えば「小麦」を「コムギ」と表現されている場合、本来統一したい「小麦」に語句を変更するものです。
この変換する語句をまとめた辞書は、ユーザーが独自に追加できるようになっています。
(操作詳細は、RASのDaCSマニュアルを参照ください)
それでは、辞書シートのコピーについて記します。
特定の書式への変換(例えば特定のユーザー向けに先方の規格書フォーマットに合致させたデータの変換)を行う設定を作成し、そのシートに合わせて辞書へも語句を追加し、例えばA社向け書式変更DaCsといったような名前を付けて保存してあるとします。
変換の設定を保存しておきたい場合には、DaCS以外の名前を付けて保存してください。
DaCSの名前のまま、元のフォルダ(C\RAS)内に保存されていると、RASのアップデート時に、バージョンアップされたDaCSが上書きをしてしまい、設定や辞書シートに追加した語句などが、消去されてしまいます。
次に別のユーザー(例えばB社)向けの書式変換DaCSを作成したときにも、A社向けに作成した辞書を使用したいというのは、よくあるケースです。この場合には、以前に作成した辞書のシート(A社向けDaCS)を新たに作成している(B社向け)DaCSにコピーすることができます。
シートのコピーは、通常のエクセル機能を使用します。
複写したい辞書シートのある(A社向け)DaCSと、複写先である(B社向け)DaCSを開きます。(この場合、ブック名が同じでは同時に開くことができませんので、必ずそれぞれ別の名前で作成してください)
複写先(B社向け)DaCの辞書([DICTIONARY]シートを開きます。シートタブの「DICTIONARY」を右クリックし、[削除]をクリックします。
次に、複写したい辞書がある(A社向け)DaCSの辞書([DICTIONARY]シートを開き、シートタブの「DICTIONARY」を右クリックし、[移動またはコピー]をクリックします。
[シートの移動またはコピー]フォームが現れます。フォームの下部にある[コピーを作成する]のチェックボタンをオンにします。次に[異動先ブック名]をドロップダウンリストから、複写先(B社向け)DaCSのブック名を選択し、[挿入先に(末尾に移動)を選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。
複写先(B社向け)DaCの辞書([DICTIONARY]シートに、以前追加した辞書が挿入されました。
(シートコピーの詳細については、エクセルのマニュアルを参照下さい)
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