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アレルギー表示、エビ・カニも義務づけ…厚労省 2月27日21時38分配信 読売新聞
厚生労働省は27日、加工食品に含まれるアレルギー物質のうち表示を義務づける対象として、エビとカニを新たに加えることを明らかにした。
同日開かれた薬事・食品衛生審議会の部会で了承された。 2年程度の猶予期間を経て2010年度から本格実施される予定。食物アレルギーの原因となる物質で表示義務があるのは現在、小麦、そば、落花生、卵、乳製品の5品目だったが、今回の追加で計7品目になる。
エビとカニはこれまでも、厚労省が表示を勧める食品20品目に入っていた。しかし厚労省研究班の調査によると、2005年の1年間に確認できたアレルギー患者の数で、エビが6位、カニが10位となり、ショック症状が出た症例数でも同5位と13位だった。
エビのほうが深刻なケースが目立つものの、エビとカニのアレルギーを重複している患者も多いことから、この2品目の表示を同時に義務化することにした。